2008年8月24日日曜日

手術

「背中側から行うもの」と「首ののど側から行うもの」と大きく分けて2つがあります。首の背中側から行われる手術は、椎弓形成術が最もよく行われるます。椎弓形成術は、首の後方から切開して行います。椎弓を切り離した後、椎弓のとがった部分の一部を移植して、脊柱管を広げていきます。
首ののど側から行われる手術は、椎弓形成術が行えないとき、骨化の範囲が狭いときや骨化した靭帯が飛び出してる場合に首ののど側から手術を行います。代表的な方法は、「骨化摘出術」と「浮上術」です。骨化摘出術は、脊髄や脊髄を包む膜を傷つけやすいため、浮上術での手術が多いです。
浮上術は、骨化した靭帯の手前にある椎体を摘出し、骨化した靭帯を薄く削ります。髄液の水圧によって椎体側へ押し出されて、圧迫が取り除かれるようにします。骨化摘出術は、椎体と一緒に骨化した靭帯すべてを削り取る手術です。