2008年4月24日木曜日

首の痛みと頚椎後縦靱帯骨化症とは

頸椎というのは首の骨のことです。首の骨は7個で出来ていて、その首の骨の中に脊柱管という穴が開いています。その首の骨の中の脊柱管という穴の中には、脊髄という神経の束と、骨と骨をつなぐスジが通っています。これが骨のように硬くなる病気を頸椎後縦靱帯骨化症といいます。 後縦靱帯が骨化すると、脊柱管が狭くなり、骨化したスジが脊髄を圧迫するようになります。神経が圧迫されるので、様々な障害が起こって来ます。普通は40歳代以上の人にみられる病気です。比較的最近になって分かった病気で、日本では1960年に最初の症例が報告されています。